モダリス・ストーリー

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記事008:モダリスの立役者、濡木里先生。

記事→モダリスのIPO申し込み締め切りは今日ですが、もう完了されましたか?
このブログは、IPO予測はしませんが、多くの予想では、公募価格を上回る可能性が高いようです。

このブログでは、長中期投資をお考えの皆さんへ、モダリスに関する情報を過不足なく丁寧に発信していきます。
モダリスの立役者は森田社長と濡木先生ですが、本日は濡木先生にスポットライトを当ててみます。
濡木先生は、モダリスの看板技術であるCRISPR-GNDMを発明した先生です。

濡木先生は1965年生まれ、我が国の構造生物学の第一人者で現東大教授、そしてモダリスの社外取締役でもあります。
2018年には紫綬褒章を受賞しています。
略歴は以下の通りです。

1984年3月 私立武蔵高校卒業

1984年4月 東京大学教養学部理科II類入学

1988年3月 東京大学理学部生物化学科卒業

1990年3月 東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻修士課程修了

1990年~1991年 フランス ルイ・パスツール大学HFSP研究員

1991年〜1993年 蛋白質工学研究所(森川博士に師事)

1992年4月 日本学術振興会特別研究員DC2

1993年3月 東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻博士課程修了 博士(理学)(東京大学)取得

1993年4月 日本学術振興会特別研究員PD(蛋白質工学研究所)

1994年4月 理化学研究所基礎科学特別研究員

1995年3月 東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻 助手

2002年4月 東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻 助教

2003年5月 東京工業大学大学院生命理工学研究科生命情報専攻 教授

2008年4月 東京大学医科学研究所基礎医科学部門 教授

2010年4月 東京大学大学院理学系研究科生物化学専攻 教授


私見ですが、遺伝子治療薬やがん免疫療薬など、化学薬品とは対岸にある先端技術を要する研究は、医学部出身ではない理科系(物理学、数学、統計学など)の研究者がブレークスルーするのではないかと、常々思っています。

この濡木先生もその一人です。

以下①の記事には・・・
『構造生物学者がよく研究費の申請書などで「創薬につなげる」と言っておきながらなかなか薬ができないことに歯がゆい感じを覚えていますが、私には「本当に薬を作ってやろうじゃないか」という気持ちがあります。』
と、濡木先生が書いてらっしゃいますが、構造生物学を追求していく過程で「CRISPR-GNDM」を発明(発見)したことが判ります。

また、森田氏(モダリス社長)との出会いもこの記事に書かれています・・・
『採択されたAMEDの事業のゴールに「ベンチャー企業を立ち上げる」という条件があったのです。ビジネスから一番遠い人間である私には無理だろうと思っていたのですが、経営コンサルタントの森田晴彦さん(現CEO)が私のセミナーを聴きに来てくれたのが縁で、2016年に一緒に立ち上げることになりました。』
研究が研究で終わることなく、森田氏との偶然の出会いが、今回上場されるモダリス誕生につながったことがよく判ります。

また、学者らしからぬ一面もあるようで、ネイチャーのエディターとの丁丁発止のやり取りも、彼の諦めない粘り強さや物怖じしない積極性も持ち合わせていて、ブルトーザー付きの有能な科学者だと推察します。

モダリスの今後に期待できる一つの理由が、この濡木先生の存在です。


関連記事①➡<研究最前線>濡木理-生体分子の構造解析から昔願った生きがいを見出す | M-hub(エムハブ)

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